令和4年9月から令和5年8月までに当院で診断した乳癌170例。非検診発見123例、検診発見47例。
腋窩リンパ節転移あり:非検診発見50例(41%)、検診発見9例(19%)。
非検診発見(自分で異常に気がついて検査を受けられて乳がんと診断された方)が123名(72%)もいて、そのうち50名(41%)の方がリンパ節に転移していました。また、検診発見とは言っても”検診の間隔”が長くなれば長くなるほどその結果として進行がんで見つかる方が増えます。5年前にマンモグラフィを受けたっきりですとか、、、今回50歳で初めて乳がん検診受けましたとか、、、そんな方は検診発見でもリンパ節転移した状態で見つかる確率が高くなります。
常識ではありますが、”乳がんは予防ができません”。乳がんで死なないためには早期発見早期治療が最も重要です。そのためにはコツコツとマンモグラフィ・乳房エコーを定期的にお受けになることが最も有用です。