国産高性能超音波診断装置・乳房超音波検査について
マンモグラフィと違い痛みを伴わない検査です。乳房の表面にエコーゼリーを塗って探触子(エコープローブ)と呼ばれる機械で乳房をなぞるようにして内部の構造を確認していきます。腫瘤・構築の乱れ・点状高エコー・低エコー域等を探し、乳がんの可能性のある異常を見つけ出します。
マンモグラフィと比較してより小さなしこりを見つけることができることが多いのですが、大きな乳房の方の場合、がんがあっても見えないことがあるため、マンモグラフィよりも優れているとは言い切れません。マンモグラフィと乳房超音波検査、どちらが優れているとは言えず、お互いに補い合うような関係です。
当院で使用している超音波診断装置はHITACHI社製ARIETTA70です。さまざまなメーカー様から超音波診断装置が発売されており甲乙つけがたいのが現状です。その中でもHITACHI社製の超音波診断装置の歴史は長く、特に乳房の検査ではトップクラスの性能を持っているメーカーの一つです。
乳房超音波検査もマンモグラフィと同様に乳房超音波検査の経験豊富な女性の技師(臨床検査技師、診療放射線技師)さんが実施します。針生検や細胞診をする時は院長が実施します。
知っておいてください
- マンモグラフィや乳房超音波検査では自己触診ではみつからないがんも見つかる。
- 近年、日本人女性の10人に1人が乳がんにかかると言われています。
- 乳がんは40~50代女性のがん死亡原因ナンバーワン。
- 自己触診では見つからないケースがたくさんある。