遺伝性乳がん卵巣がん(Hereditary Breast and Ovarian Cancer, HBOC)症候群の方に対する予防的乳房切除術 RRM が保険適応となることが決まりました。

詳細はこれから分かってきますが、これは非常に画期的なことです。

私や姫路赤十字病院乳腺外科部長の渡辺直樹先生が得意としているインプラントによる整容性を高い次元で達成した一次一期再建まで保険適応となるのか? 遺伝子検査は保険適応とはならないのか? など、確認するべき事案がありますが、これは画期的決断です。

乳がん死をゼロにするためにはHBOCの方に適切な予防的切除(risk—reducing mastectomy;RRM)を提案することは必要不可欠なことでした。姫路赤十字病院、乳腺外科副部長時代には、積極的に遺伝カウンセリング・遺伝子検査を行い、HBOCの方には適切な対応をさせていただいていましたがRRMには多額の費用がかかり、HBOCであることは分かっても経済的な理由もありRRMを受けるのは容易なことではありませんでした。それ(RRM)が、保険適応になることは画期的で歓迎すべきことであり、かつ多くの問題を引き起こすことになるでしょう。