今日の金スマを見て。セルフチェックは乳がんの発見において非常に重要ですが、早期発見には十分ではありません。セルフチェックはあくまでもマンモやエコーの補完として行うべきもの(中間期乳がん(検診の合間に見つかる乳がん)の発見目的)であって、それで完結するものではありません。乳腺の検査・治療・終末期医療、全てをしてきた乳腺外科医として言わせてもらうとセルフチェックで見つかって早期だったとしたら運が良かったと思っていただくべきです。セルフチェックでしこりに気がついた時には既に手遅れ(ステージ4)のことが少なくないのです。各自治体で行われている乳がん検診から視触診が省かれていること、その理由を報道するべきです。”検査”で乳がんが見つかるのが理想的なのです。
 これまで多数の乳がん患者さんを診てきましたが、亡くなった方の多くがマンモやエコーを受けずセルフチェックで気が付いて病院を受診された方でした。乳がん死をゼロにする。その為には定期的にマンモ・エコーを受けその検査の合間に毎月1回、セルフチェックをする。これが非常に重要です。乳がん検診(マンモ・エコー)が乳がん死をゼロにするためには重要であることをもっと伝えて欲しかったと思います。